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2008.05.26 Monday

ロン・ミュエク展  in 金沢21世紀美術館



Ron Mueck(ロン・ミュエク)の作品に初めて出会ったのはロンドンのサーチギャラリーだった。デッド・ダッド(裸で仰向けに横たわるミュエクの父親の2/3スケールの彫刻)の精密なリアルさと、くたっとしたなんとも言えないたたずまいに衝撃を覚えた。ハイパーリアリズムでただ縮尺が異常に大きかったり小さかったりするだけの作品ではない。表情、体の線、皮膚の質感、全てが計算され、この感じを表すのはこれしかないという一瞬を切り取ったような造形に私のこころはひどく動かされた。

今回、金沢21世紀美術館でロン・ミュエクの展示があると聞いて、いてもたってもいられない気持ちで金沢に一人旅。
飛行機にビュンっと乗って、ワクワクしながら行ってきました。

やっぱり彼の作品はものすごい力で私の心を動かしてくれました。
一番気になった作品は、小さい中年の男が、船に乗って物思いにふけっている作品“舟の男”。
さえないが深い表情に、若干たるんだ皮膚とお腹が中年男の哀愁たっぷりです。個人的には後ろがわから眺めるのがおすすめです。
ゆっくりとかなり長い時間堪能させていただきました。
金沢まで行ったかいがありました。


《寄り添う恋人たち》


制作の様子です。
2008.05.13 Tuesday

英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展 in 森美術館

英国美術の現在史:ターナー賞の歩み展を見に、六本木にある森美術館へ行ってきました。

イギリス在住で重要な活動をした現代美術作家に対して授与されるのが“ターナー賞”なのですが。その歴史の展示といったところでしょうか。




デミアン・ハーストの実物の牛の親子を真っ二つに切断し、ホルマリン漬けにした作品「母と子、分断されて」はあまりにも有名ですが、イギリスで見た以来久々の対面に、あいかわらずもの凄い強烈な作品で・・・・
やっぱりダミアンはドットの作品が好きかも。あのパターンはここちよくキュートです。


ギルバート&ジョージ
のサイケでおしゃれな作品にワクワクしつつ

永遠にくだらだい映像をあまりにもかっこいい感じに仕上げているやつ(名前だれだっけ?)にニヤニヤしつつ・・・やられた感あり

イギリスという国のまじめなアホさ加減に圧倒されました。
いい国だなぁ。
テイトに行きたいよう!!
2007.09.13 Thursday

MELTING POINT in 東京オペラシティー

カラフルな鳥のフライヤーに引かれて、東京オペラシティーアートギャラリーで開催されている“メルティング・ポイント”展に行ってきました。

この日はボーとしていて、渋谷からバスで行ったら乗り過ごしました。乗り過ごした場所から歩いたら20分ぐらいかかってやっと到着。
鑑賞する前に疲れてしまうというハプニングにもめげず楽しませてもらいました。



入り口を入ってすぐのところに“ジム・ランピー”の展示ルームになります。
この人の名前の響き、かわいいなぁ。
床一面をビニールテープで覆いつくされており、これも作品の一つとなっています。このビニールテープに沿って歩いていると、ちょっと幸せな気分。ビニールテープといえば、ガムテープで道案内を作る警備員の佐藤修悦さんの作品を思い出してしまいました。

部屋全体が一体化した一つの作品になっていて、良い感じの空間になってました。こんなポップな部屋に住むのもいいなぁ〜とか変な妄想してしまいました。





次の空間は“渋谷清道”の作品。靴を脱いで入ります。
すべて面取りをしてある真っ白い空間は、こころ暖かい気分。
素材もふわふわしています。

少し進んだところに、茶室のにじり口みたいなっている穴を入ると、
ほんとに茶室くらいの空間がほっくりありました。
天井は上写真のような感じで、柔らかな光がいいなぁ。
私以外誰もいなかったのをいいことに、床に座り天井を見上げて10分ぐらいくつろがせてもらいました。こんなお部屋もいいなぁ。


次の空間はエルネスト・ネトです。
鍾乳洞のような、人の体の中にいるような・・・・ツチグモのねぐらのような大きな作品。
そしてその中に入って、いろんな穴から顔を出す。
なんだか楽しい。こういうの文句なく好き。
でも、こんなお部屋は・・・・子どもの頃の秘密基地


等々・・・今回の展示は私の部屋のインテリアを考えながら見ていたみたいです。心地よいく想像力の沸く空間を作るという点で、とても興味深い展示でした。
一枚絵の展示より、沢山の感覚を刺激する展示が私は好きみたいです。




「メルティング・ポイント」展
会場: 東京オペラシティ アートギャラリー
スケジュール: 2007年07月21日 〜 2007年10月14日
2007.05.03 Thursday

Henry Darger(ヘンリーダーガー) in 原美術館



ヘンリーダーガーの作品に初めて出会ったのはいつだったのだろうか?
忘れてしまったが、もの凄く衝撃的な印象があったことは覚えている。

かわいらしい少女にとてつもなく残酷なシチュエーションをさらりと描いてある。
『なんだ?これは?』
痛みを痛みともおもわないようなこの感覚がカトリック的でもあるし、日本のアニメーション的でもある。
そんな印象を彼の作品から感じました。
すぐに彼の作品に心を奪われてしましました。


そんな彼の作品展が原美術館で開催しています。
先日、会いに行ってきました。


彼はアウトサイダー・アートの代表的な作家である。
障害を持つが故なのか、青年期〜81歳の亡くなるまで、作品を発表するわけでもなく、膨大な作品を制作していくのですが、展覧会で作品群を眺めてみると、この作品を発表しないなんてもったいないといと強く感じました。
きっと私が彼なら、こんな作品を制作したら発表せずにはいられないでしょう。自分のことをわかって欲しい、感じて欲しい。自分はここにいるよと知って欲しい。私は凡人だからそう思うのでしょうか?
家を貸していた大家さんが理解のある方で、この作品を世に出してくれたことに感謝せずにはいられません。

実際の原画は水彩の淡く発色の良い澄んだ色。その色合いがとてもきれいです。作品集も出ていますが、この機会に原画が見れて本当によかったです。
時間があればもう一度、会いに行きたいです。


___________________________


ヘンリー ダーガー 「少女たちの戦いの物語―夢の楽園」

2007年04月14日 〜 2007年07月16日

原美術館(R品川駅高輪口より徒歩15分)
〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
電話: 03-3445-0651

2006.08.19 Saturday

アリスの魅力

ここ一年私のアンテナに引っかかるものがある。
それが『アリス』。



イギリスの数学者にして作家ルイス・キャロル(本名はチャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)が、アリス・プレザンス・リデル(上写真)のために書き上げた物語である。
このアリスという子供が知り合いの子供なんですが、それだけで、挿絵(本人が挿絵も描いてました。)まで入った物語を書き上げてしまう彼はちょっと不思議。
一説では小児性愛者という説もあるぐらいです。
その説が正しければ、彼のやってきたことがとっても納得できることは否めないと私は感じでいました。

ドジソン(=ルイス・キャロル)は写真の作品も残しており、現存する作品の半分以上は少女を撮影したものである。



彼の一番のお気に入りの少女はエクシー(Xie)ことアレクサンドラ・キッチン(1864〜1925)(上写真)で、エクシーが4歳から16歳までの期間にわたり、約50回の撮影を行っている。
私が勝手に思っているのだが、二人目のアリスより彼女の方が私のイメージしているアリスに似ているのではないだろうか。
ちなみにドジソンの写真を見たいなら、“ヴィクトリア朝のアリスたち”なら購入できると思います。
少女達はみな美しく、心の奥底をくすぐられるようで、私でも心奪われる作品です。
この『アリス』という存在はドジソンが彼女達をどれだけ愛していたかの表現にあるのではないでしょうか?

日本でもそんなアリスをオマージュした作品は沢山あるのですが、
最近復刊した沢渡 朔さんの写真集“少女アリス ”が気になってます。
先日、青山ブックセンターに行った時、この写真集が飾ってありました。
ドジソンがもっとも好んだビクトリア朝な感じに、モデルの少女のエロティックな写真。
健気な少女がいたずらにたたずむ風景が私の心にちょっとした恋心をもあたえた気さえした。
それと対照的になんだか懐かしくもあり、もの悲しくもあり、ノスタルジックな気分になった。
(今回復刊したのは完全版 アリス Complete Aliceで、『少女アリス』『海からきた少女』の二冊組。購入するかは検討中・・・・)

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